カナダでのチップの支払い方って?スマートにお会計をしよう!
- 2018.02.25
- カナダ-トロント

カナダに留学に来た日本人が戸惑う文化の一つがチップ。
日本にはない習慣のため、慣れるまでは忘れそうになったり、どう計算すればいいのか迷ったりするでしょう。
また、クレジットカードやデビットカードで支払うときと、現金で支払うとき、それぞれどうすればスマートに支払えるのでしょうか。
今回は知っておきたいチップのあれこれをご紹介します。
チップって?
そもそもチップって何でしょうか。
チップは飲食店や美容室、タクシーなど、サービスを受けたときに支払うお金です。
これはお店にではなく、サービスを提供してくれた人へ支払うものです。
どのくらい支払うべき?
一般的に、チップは代金の15パーセントから25パーセントと言われています。
私は普通のときで15パーセント、素敵な接客をしてもらったら多く支払うようにしています。
ちなみに、チップは税抜きの代金を元に計算するのが普通です。
チップの支払い方法は?
チップを支払うときは、支払いの方法によってスムーズな方法が異なります。
各支払い時のチップの加算方法のうち、よく見られるパターンをご紹介しようと思います。
クレジットカード、デビットカードで支払うとき
カードを機械に通して精算する際に、チップを加算できるようになっています。
パーセンテージを選ぶか、もしくはチップの額を直接入力できるようになっているので、機械の案内にそって入力すればOK。
現金で支払うとき
代金+チップ額をきりよくぴったり持っていれば、お釣りは要りません、と告げて渡せばOK。
例) レストランで15ドルのメニューを注文し、20%のチップを渡したい場合
15ドル×20パーセント=3ドル(チップ金額)
16.95ドル(伝票上の税込み金額)+3ドル=19.95ドル
ほぼ20ドルということで、20ドルぴったり持っていれば、お釣りは要らない旨を伝えて渡せば良いのです。
大きいお金しか持っておらずお釣りをもらう場合には、一旦お釣りを受け取ってその中からチップを置いていきましょう。
レストランなどではテーブルに置いておくか、伝票ホルダーに挟んでお釣りを返された場合には同じようにチップ分を挟んでおきましょう。
微妙な金額、例えばチップ込みで28ドル支払いたいときに30ドルを出す場合など、店員さん側から「お釣りは要る?」と聞かれることがあります。
日本だとお釣りをもらうのは当然なので、失礼にあたるかもしれませんが、チップの国カナダではよくある質問。
多めにチップをくれるつもりなのかどうか、向こうはわかりませんから、当然の質問です。
この場合、もちろん一旦お釣りを返してもらうように告げて、その後前述のようにチップを残していっても良いですし、「○○ドルだけ返してください。」と最初からチップ込みの金額を渡す旨を伝えてもいいでしょう。
タクシーなどでも同じように大きいお金しか持ち合わせていないときには、お釣りを貰ってチップを渡して構いません。
しかし、中にはお釣りを返してくれる気配のない人もいます。つまり、かなり大きい金額でもチップとして勝手に受け取ってしまうのです。
私はこれまでに、タクシーでチップ込み24ドル程度の支払いで40ドルを出したら、「ありがとう」と言ってそのまま全額取られそうになったことがあります(笑)
ちなみにすごく無愛想なドライバーさんでした(笑)
こんなときも、正直に告げてお釣りを返してもらいましょう。
きちんとチップを払った上でですので、そこで遠慮する必要は全くありませんよ。
また、ファストフードなどカウンタースタイルのお店にも、レジ横にチップを入れる瓶などが置いてあるのが普通です。
決して義務ではありませんが、気持ちのよい接客をしてもらったときには積極的に入れてあげると良いかと思います。
せっかくならチップの文化を楽しもう
消費税も高く、チップの支払いもあるため、税抜き価格から実際の支払い額はぐっと高くなってしまうカナダ。
痛い出費のように思いますが、「ありがとう」の気持ちを伝えるツールです。
チップの計算、支払いに慣れ、カナダでのお買い物や外食を楽しんでくださいね!