その国際結婚大丈夫?外国人彼氏との結婚前に考えたいこと

その国際結婚大丈夫?外国人彼氏との結婚前に考えたいこと

留学やワーホリに行って、そのまま現地の人と結婚してその国に留まるというのは決して珍しい話ではありません。特に日本人女性は基本的にものすごくモテるので、その気があれば国際結婚も比較的簡単にできてしまいます。

しかし、この「簡単」というのはあくまでも結婚する気になってくれる人を探すという点においてのみであり、国際結婚というもののハードルはやっぱり高いものです。

実際、私の周りにも日本人女性で留学に行ったまま現地の人と結婚したという人は多いもの(反対に男性で現地女性と結婚したという話はあまり聞きませんが…)。ただ、国際恋愛で盛り上がった気持ちのまま結婚を決断してしまい、あとから後悔したり悩まされているという話も珍しいことではありません。もちろん、国際結婚でうまくいっているカップルも多いので、幸せな国際結婚生活も不可能なことではありませんが、そのためには国際結婚前に自分に問いかけてみるべきことがたくさんあります。今回は、国際結婚を考えたときにまず確認すべきことをご紹介します。
 
 

・国際結婚を成功させるだけのお金の余裕はありますか?

結婚の話をするときに、愛や信頼より先にお金の話をするのは少し気がひけるのですが、国際結婚は日本人同士の結婚よりも圧倒的にお金がかかると思っておいて間違いありません。

日本人同士であれば紙を一枚提出して終わりな結婚そのものにも、国際結婚カップルであれば国によって金額は違えどお金がかかってきます。結婚式をしたい場合、どちらかの親族が国を移動して参加することになるでしょう。その場合の交通費を出してあげることになると、通常の結婚式よりも大幅に予算が必要です。

そして、何よりもお金がかかるのは帰省などの際の飛行機代です。アジア圏でこそ安値で往復できることもありますが、ヨーロッパや北米となると往復の航空券も非常に高くなります。それが彼と二人分なら?子供ができて3人になったら?4人になったら?家族で移動すれば一度の帰省に数十万円かかることになるでしょう。また、緊急の際にぎりぎりでチケットを取らねばならないときはさらに高額な費用がかかることもあります。

数年に一度、年に一度、年に二度、などあなたの帰りたい頻度で帰省できるだけの金銭的な余裕はあるでしょうか?または、日本に帰る頻度を妥協できますか?
 

・緊急時に帰国できなくても後悔しませんか?

国から国の移動となると、とても時間がかかることは避けて通ることができません。これもアジア圏の国であれば大きな問題とならない可能性もありますが、ヨーロッパや北米などの遠い国に住む場合、日本への飛行機が十数時間かかることも珍しくありません。日本への直行便がない都市に住む場合はトランジットなども含めて1日がかりでの移動となることもあるでしょう。

考えたくはないことですが、日本に住む家族や親友に何か起きた場合、あなたはすぐに駆け付けられない可能性が高いです。日本で家族が一致団結しているときに十分な協力ができないこと、その場に間に合わない可能性があること。これは必ず覚悟しておかなければならないことです。
 

・老後の計画は考えていますか?

大前提として、いくら計画を立てていても思い通りにいかないのが人生です。しかし、それでも将来設計というのは大切なもの。それが国際結婚となるとなおさら重要になります。

まず、日本人が日本に住んでいる限り、日本の年金に加入義務があり将来年金を受け取る権利があります。会社員であれば厚生年金もありますね。他の国に住んだ場合、日本の年金に加えてその国の年金も受給資格を満たせば受け取れることになります。しかし、ある程度年齢を重ねてから移民した場合、年金受給時に年金の受給資格がなかったり、あっても満額受け取れなかったりということも。

また、相手がその国の出身であれば彼の年金分は十分に受け取れる可能性が高いですが、彼も同様に移民であったり、また第三国に住む場合、国をまたいで引っ越す可能性がある場合など、将来年金に頼れない可能性があるケースもあります。その場合は年金をもらえる予定の人以上に将来への蓄えが必要になるでしょう。老後の設計はしっかり考えているのか、そして彼も真剣に考えてくれるのかというのはとても重要です。
 

・現地の言葉は習得できていますか?する努力はできますか?

日本以外の場所に住む場合、その場所で使われている言語を話す必要があります。国際結婚を考えている時点である程度の語学力がある人が多いかと思いますが、それでも今一度自分の語学レベルについて考慮する必要があるでしょう。

恋人同士の楽しい日常会話とは違い、保険、子供の教育、将来設計、お金のことなど、彼と真剣に話し合わなければならないことは山のようにあります。それを問題なくこなせるだけの語学力はあるでしょうか?怪しい場合、確実に分かり合えるまで粘り強く話し合えるだけの根気が彼には(そしてあなたにも)ありますか?結婚というステータスへ移行すると、何となく理解しているというレベルでは問題があります。

もちろん、あなたが現状あまり話せない言語を公用語として話している国に行く場合、日常生活でも苦労を伴います。例えば彼とは英語で会話をするけれども結婚して住むのはフランス語圏だったという場合、彼とは楽しく話せても彼がいない場面では大変な思いをするでしょう。そんな苦労を乗り越えられるだけの語学力はありますか?また、語学の問題をあなただけの問題にせずパートナーは一緒に考えてくれているでしょうか?
 

・日本の常識に囚われていませんか?

グローバルな人間だと自負している人でも、いざ国際結婚をすると改めてカルチャーショックを受けることがあるでしょう。特に、結婚生活や子育てについて、育った国が違えば常識なるものも違います。

例えば、日本では今でも専業主婦という考え方が根強く、結婚したら家庭に入りたいと思っている人も多いです。しかし、国によっては共働きが当然であり、お互い公平に費用を払うのが当然だという国もあります。また、子供が0歳~1歳などのまだ幼いときでさえ、デイケアやベビーシッターに子供を預けて働くことが普通だという国も珍しくありません。

国際結婚をするのであれば、日本で持っていた「理想」や「普通」とは異なる生活をすることになる可能性があります。
 

・そもそも婚姻できる状況ですか?

先ほども少し触れましたが、日本人同士なら紙を一枚出せば完了してしまうほど結婚は簡単なもの。しかし、国際結婚となるとわけが違います。まず、お互いの国での国際結婚に関する条件や必要な書類などを確認しましょう。国際結婚は膨大な提出物になることが多く、かなり長い期間をかけて準備しなければならないことも少なくありません。

また、そもそも婚姻できる(どちらかが一方の国に移住できる)状況にあるかどうかも問題です。例えば、国際結婚×年の差婚というのは永住権取得においてハードルがとても上がります。国際結婚が単に永住権などのための結婚でないかということが疑われやすくなるためです。国際結婚で一回り以上の年の差がある場合、通常以上に電話やメールのやり取り、写真などの提出が必要になることもあります。

もし永住権が下りなかった場合、結婚しているのに離れ離れということも考えられることです。国際結婚に踏み切る前には、婚姻をして片方が国を移動し、さらにはそこに居住できる状況であるかも重要です。
 

国際結婚には相当の覚悟が必要

国際結婚にはたくさんのハードルがあることは事実です。それを乗り越えることができれば、幸せな生活を送ることも十分可能ですが、さまざまな面で覚悟しておかなければいけないことがあります。本当に好きな人との結婚は条件が悪いからと諦められることではないかもしれませんが、その覚悟をするためにも一度立ち止まって冷静に考える必要はあるでしょう。