ビジタービザ申請中にカナダへの再入国はできる?知っておきたいビザと入国審査の話

ビジタービザ申請中にカナダへの再入国はできる?知っておきたいビザと入国審査の話

カナダに学生ビザで語学留学に来たり、ワーホリに来た人の中には、その後ビジタービザ(観光ビザ)への延長をするという人もいます。

実際に私もその一人。

目的はもう少しカナダにいたいというざっくりした理由であったり、さらに別のビザに切り替えるまでの繋ぎであったりと様々です。

そこでよくある質問が「ビジタービザ申請中に再入国可能かどうか」ということ。カナダからはアメリカ旅行にも行きやすいため、ワーホリや語学留学後に海外旅行をしたいという人も多いですし、その後カナダへ長期間滞在することを考えている人では一旦日本に帰国したいという人もいるでしょう。

今回はビジタービザ申請中の出国と再入国についてご説明したいと思います。
 
 
 

 
 
 

大前提ビザの有無に関わらず入国は保証されたものではない

 
 
ここでまず始めに心に留めておく必要があるのは、ビザの有無に関わらず他国への入国は保証されたものではないということ。

日本のパスポートは大変強く、ビザなしで入国できる国も圧倒的に多いですし、入国審査でのトラブルというのも非常に少ないです。そのため、比較的日本人は他国への入国を甘く考えている人が多いのですが、入国審査に100パーセントの保証というものはありません。

もちろん、初めて来た国に観光目的で数日のみ滞在し、帰りのチケットを持っている場合など、入国拒否されることは限りなくゼロに近いですが、それでも絶対というわけではないのです。

それが今回のトピックのようなビザの切り替えや、申請中の出入国といったケースでは、より入国拒否される可能性が上がるということは想像に難くないですね。
 
 
 

ビジタービザ申請中の再入国のよくあるシチュエーション

 
 
前述した通り、ビザの有無に関わらず入国の可否に100パーセントと言えるものはありません。

それを頭においていただいた上で、ここではよくあるシチュエーションについて考えていきたいと思います。
 
 
 

ビジタービザ申請中でも再入国時に持っているビザの有効期限に余裕があれば安心

 
 
ビジタービザへの申請中であっても、再入国時点で所持しているビザの有効期限に余裕があれば、ビジタービザ申請中かどうかは全く関係なく入国できることが多いでしょう。

例えばワーホリが切れる2ヶ月前にアメリカへ旅行してカナダへ再入国し、その時点で既にビジタービザへの申請を行っていた場合。

このケースであれば、まだ有効期限内のワーホリが2ヶ月あるため、単純にワーホリに戻ってきたと捉えられ問題なく再入国できるケースがほとんどであると考えられます。
 
 
 

有効期限内のビザが失効ギリギリで再入国する場合は要注意

 
 
有効期限のビザを所持している場合でも、再入国が期限1日~1週間前など失効直前になる場合は要注意です。

この場合は再入国後の不法滞在や、ワーホリの場合は不法就労をも疑われることが考えられます。

ビジタービザに申請している場合、ワーホリや学生ビザの期限ギリギリとなる再入国は避けた方が安全です。特に期限1日前の再入国では、実際に入国拒否になったケースも身近にありました。

やむを得ずこのパターンでの再入国になる場合は、必ずビジタービザに申請してあることを証明できるIMM5739の書類を印刷し、入国審査で聞かれたときに提示できるようにしておきましょう。これはビジタービザ申請完了後に受け取るメッセージで、mycic内で確認することができます。

さらにそれでも、ビジタービザの期間中の不法就労などを疑われる可能性は十分にありますので、入国審査での受け答えをシミュレーションして、どうしてビジタービザにして滞在したいのかを説明できるようにしておくのも良いかと思います。
 
 
 

ワーホリ・学生ビザ失効後、ビジタービザ申請中の出国はNG

 
 
ビジタービザ申請中で、かつワーホリや学生ビザなども失効してしまったあとは基本的に出国NGだと考えましょう。

ビザを何も持っていないことになるので当然と言えば当然かもしれませんが、案外これを実行してしまう人がいるのです。というのも、ビジタービザに余裕を持って申請していて、出国の時点ではもう受け取っているだろうという想定で海外旅行の予定を入れてしまうケース。

カナダ移民局のWebサイトでは、ビザ申請から取得までにどれくらいの時間がかかるのかというのを確認することができますが、あくまで目安なので大きく前後することがあります。ビザを取得できる時期を推測して国外に出る計画をたてても実際にはそれまでに間に合わず、入国審査でトラブルになったり、最悪入国できない可能性もあります。

基本的にはワーホリ・学生ビザ失効後に再入国となるような旅行スケジュールは避けておくのがベターです。
 
 
 

ビジタービザ取得後の再入国も安心とは言い切れない!

前半で述べた通り、ビザの有無に関わらず入国というのは保証されたものではありません。つまり、ビジタービザ取得後の再入国も決して大丈夫だとは言い切れないのです。

特にワーホリ終了後にビジタービザを所持している状態で再入国すると、「ワーホリ時から継続して働いているのではないか?」「ワーホリで1年もいたのにさらに6か月もいたいなんて何かしているんじゃないか?」などということを疑われやすくなります。

実際にこのパターンで再入国し、残り3か月あるビジタービザを所持していたのに、空港の入国審査で1週間のみの滞在を決定されてしまった友人がいます。

ビジタービザ申請中でなく、取得後の再入国にも注意が必要なのです。
 
 
 

まとめ:ビザ申請中も取得後も入国審査は審査官次第

 
 
基本的に入国審査とはすべて審査官次第な部分があります。

問題なく入国できるだろうとされていても、入国審査できつい尋問を受けることになったという人や、逆に入国は厳しいだろうという条件だったにも関わらず入国できたという人もいます。

しかし、可能な限りトラブルを避けるのが賢明ですよね。

海外留学やワーホリの楽しみの1つとして海外旅行も思いっきり楽しみたいところですが、ビザや入国関係の知識はきちんと持って計画を立てるようにしましょう。
 
 
私はビジタービザ申請中の再入国時ではなく出国時にちょっとしたトラブルになったので、その体験談もぜひご覧くださいね。

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